RTC「企業人と起業家」

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先週土曜日に、近江商人JINさん主催のRTCカンファレンスに参加してきた。
今回のテーマは、「企業人と起業家」ということで、
ゲストはmixiの笠原社長とNTTドコモの原田さん。
人付き合いが苦手な笠原社長と人なつっこい原田さんは、
対照的で面白かった。
笠原社長の話で印象に残ったのは、
事業を考える上で、物事の本質とネットワーク外部性を意識しているという話。
mixiはコミュニケーションインフラであり、
人間の最も本質的な欲求である、
種の保存に基づいたサービスと考えているとのことだった。
原田さんの話で印象に残ったのは、ポジティブフィードバック。
小さい力で大きな結果を生むために、
ユーザーにきっかけと手段さえ与えれば、
どんどん広がるようなサービス設計をされているとのことだった。
特に、ポジティブフィードバックはいい言葉だ。
今後のサービス設計の参考にしたい。

YouTube勉強会

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先週金曜日に、FPN徳力さん主催のYouTube勉強会に参加してきた。
月間のインフラコストが1~5億円と言われる、
YouTubeの今後の事業展開を、
経営者になったつもりで予測しようという内容。
徳力さんが元グロービス受講生で(僕もだが)、
グロービスで開催されたこともあり、
5~6人の班にわかれて議論し、
各班の意見を発表するというグロービス形式での進行。
ベンチャー社員、大手メーカー社員、アルファブロガーなど
参加者が多様だったことおかげで、意見がかなり分かれた。
・Adsense&バイアウト
・広告
・有料課金
・家電メーカーへのライセンス販売
・企業への動画配信ASP販売
などなど。
実際のところは、R30さんが予想されている通りなのだろうが、
多種多様な意見は非常に刺激になった。
今後も是非参加したい!

初恋キャンペーン

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Klab真田社長のブログの初恋キャンペーンに当選したので、
公開中の映画「初恋」を見てきた。
感想としては、まあまあ面白かった。
良かった点は、3億円事件という実在の事件の背景を、
独自に予想してストーリー立てしているところ。
3億円事件とは、東芝の社員賞与3億円が強奪された事件だが、
強奪された3億円が1枚も使われていないことをヒントに、
ストーリーが作られている。
そもそも3億円事件自体を知らなかったので、
当時の時代背景やストーリー展開が新鮮だった。
あと、宮崎あおいの演技も悪くなかった。
この子はそこまでかわいくないけど、独特の存在感がある。
相手役の小出恵介は食われちゃってた。
悪かった点は、合成しているのが丸わかりの映像と、
ラストにイマイチ締りがなかったところ。
それにしても、日本映画を映画館で見るのは「南極物語」以来ぐらいの、
超久しぶりだった。
たまには、いいかもしれない。

はてながキャズムを越えるためにすべきだったこと

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和蓮さんのブログに、はてながキャズムを越えられない理由と、
何をすべきだったかについての考察がある。
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20060704/p1
この記事に書いてあることは大枠その通りで、
コミュニティビジネス経験者ならわかっていることだと思う。
ただ、どうすべきかについては、

おそらく一番重要なのは、濃い人向けワールドから一般人向けワールドへの転換点を「いつ」仕掛けるか、「どういうサービスを切っ掛けに」仕掛けるかであろう。

ということよりも、どのような人たちを集めたコミュニティを形成するのかを
意識してサービス設計することの方が重要だと思う。
その好例が、日本発のSNSとして同時期に立ち上がった、
GREEとmixiの攻防だ。
SNSのスタンダードとなることを志向し、
シンプルなデザイン・機能でスタートしたGREEに対し、
mixiは女性を集めることを意識し、
女性好みのデザインにし、日記機能を搭載してスタートした。
結果、会員数40万人でキャズムを越えられないGREEに対し、
mixiの会員数は400万人に達している。
ただ、コミュニティビジネスを展開する上で、
キャズムを越えた方がいいのかと言うとそうでもない。
会員数が少なくても、客単価が高ければ問題ないし、
運用コストを抑えられるため、かえって利益率がいいケースもあるからだ。
まあ、僕がここで書いているようなことは、
はてなの近藤社長やGREEの田中社長は、織り込み済みだと思うが。

Googleで次のヒットが生まれない理由

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梅田さんのブログに記載されていた、
Googleで次の大ヒットが生まれない理由が興味深い。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060704/p1

グーグルという会社はギーク(エンジニア)が一級市民で、スーツ(ビジネスパーソン)は二級市民と言えるほど、エンジニア優位の文化を持った会社である。グーグルは、その思想を、これほどの大きな会社になってまでも維持している稀有な会社だ。
そういう思想のもとだと、サービスを投入するまではエンジニアも面白いから一生懸命になるが、サービスをローンチしたあとの改良・改善にはあまり興味を示さず、新しいサービスの開発のほうが面白いからそっちへ行ってしまいがちだ、そこに真の課題があるのではないか、という指摘である。そういう課題を認識すると、普通の会社なら、プロダクト・マネジャー(スーツ)の力を強めることでその課題に対処するのだが、グーグルの場合はそういう方向に発想が向かわない。

これはあくまで記者の想像だろうから、鵜呑みにはできないけれど、
このようなことが本当にGoogleで起こっているのであれば、
我々日本人にも大いにチャンスがあるということだ。
僕が最初に飛び込んだゲーム業界を思い起こすと、
EAなどのアメリカ企業は確かに先駆者だったが、
彼らの作るゲーム、いわゆる「洋ゲー」は作りが粗く、
日本人が楽しめる代物ではなかった。
そんなときに、宮本茂、堀井雄二、坂口博信のような
日本のクリエーター達が面白いゲームを作り、
世界へ発信していった。
今のインターネット業界はと言うと、
まだまだアメリカ発信の使いにくいサービスが台頭している。
つまり、今こそ我々日本人の出番だと思う。
ユーザーが本当に欲しいサービスを突き詰めていけば、
きっと世界を席巻できるようなサービスを作れると思う。
図らずもGoogleの共同代表と僕は同い年。
彼らに負けないサービスを作りたい!

携帯ブログ検索サイト「ブロマ」をプチリニューアル!

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プロデュースを担当する、携帯ブログ検索サイト「ブロマ」を
プチリニューアルしました!
「ブロマ」は、RSSリーダー搭載の携帯ブログ検索サイト。
外出先でのすき間時間やベッドの中などで、
ちょっとブログを読みたい方にお薦めのサービスです。
以前から、RSSリーダーってすごく便利だけれど、
「RSSリーダー」というネーミングがマニアックなせいで
一般ユーザーがあまり使っていなくてもったいないなと思ってました。
そこで、立ち上げたのがこの「ブロマ」です。
「RSSリーダー」という単語を一切使用しておらず、
インターフェースもコジャレたものにしているので、
一般ユーザーにもとっつきやすくなっています。
今回のリニューアルでは、トップデザインやカテゴリを見直し、
面白いブログを見つけやすくなりました。
是非この機会に一度使ってみてください!
    ↓↓↓
携帯ブログ検索サイト「ブロマ」
http://bloma.jp/