SNSの今後を予想してみる

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mixi内で最近色々と問題が起きている。
招待制によりある程度の安全が担保されているものの、
悪意を持てば、幾らでも悪用できてしまうということだろう。
ところで、SNSは今後どうなっていくのだろうか?
個人的には、1976年生まれ以降の携帯メールを使う世代とシニアでは盛り上がり、
1976年生まれ以前の携帯メールをあまり使わない世代では盛り下がる、
という二極化が起きると予想する。
携帯メールを使う世代が携帯で手軽に日記を更新し、
シニアがあり余る時間を活用してPCで日記を更新するのに対し、
携帯メールをあまり使わない世代は、
平日はPCで日記を更新する時間を取れないため、
日記をあまり更新しなくなると思うからだ。
SNSは、友達の日記を読むRSSリーダーであり、コミュニティ管理ツールだ。
友達の日記があまり更新されないと、SNSを閲覧する動機が薄くなり、
どんどんSNS離れが進んでいくのではないだろうか。
ところで、携帯メールを使う世代やシニアではどのように盛り上がるのだろうか。
まず、携帯メールを使う世代は、
日常で起こった出来事を何でもかんでもSNSの日記に書くようになり、
1日の更新回数はしょこたん並みになるだろう。
盛り上がるSNSをマネタイズするために、SNS運営企業は、
日記上の商品名から、はてなの用に商品紹介ページに自動的にリンクを貼り、
リアルの購買からネットの購買へ波及させていくような動きを取るだろう。
また、SNSの盛り上がりによる強力なクチコミ伝播力を活用して、
My Spaceの様に公認コミュニティ参加者限定のシークレットイベント
を行う動きも加速してくるに違いない。
次に、シニアだが、
あり余る時間と誠意を持って、非常に丁寧に日記を書き、コメントに返信し、
非常に丁寧な商品レビューを掲載していくに違いない。
この商品レビューを活用した、商品レビューサイトが誕生することも考えられる。
まあ、こんなことが今年、来年あたりに起こってくるように思う。

ネット起業家必読!-「シリコンバレー精神」 梅田望夫著

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「ウェブ進化論」で有名な梅田望夫さんの、
1996年から2001年にかけてのシリコンバレー体験記。
ITインフラでは日本や韓国に劣るにもかかわらず
インターネット業界をリードし続けるシリコンバレー企業、
世界一のITインフラを持ちながらシリコンバレー企業の後追いをする日本企業、
魅力的な日本市場へ次々と乗り込んでくる中国や韓国の企業。
インターネット業界において、日本はやられっぱなしだ。
そして、言語圏の狭さから、今後も不利が予想されるという。
このままではまずい!世界と勝負するためにはどうすればいいのか?
という思いが加速し、遅ればせながら手に取った。
起業を支える圧倒的な社会インフラを背景に、
世界の英知を呼び寄せ、イノベーションを起こし続けるシリコンバレー企業、
皮肉にも、自国の市場が大きいために、シリコンバレーで挑戦しなかった日本人と、
そのためにシリコンバレーの後追いとなってしまっている日本企業、
シリコンバレーでの経験を踏まえて(未来から過去へのタイムマシンに乗って)、
自国で立ち上げられた中国の巨大企業という構図を改めて理解することができた。
この状況を踏まえ、日本人や日本企業はどうすればいいのか?
腕に覚えのあるエンジニアの方は、
インフォテリアUSAの江島社長のように、
シリコンバレーで真っ向勝負するのもありかもしれない。
個人的には、テクノロジードリブンなシリコンバレー企業に対し、
お家芸のコンテンツプロデュース力で勝負したり、
Webとモバイルの強力なITインフラを背景としたサービス開発を模索する方が、
より組織的に勝負できる気がしているし、自ら実践したいと思う。
いずれにせよ、一度シリコンバレー行ってみないとお話にならないな。
早々に渡米を模索しよう。
あと、中国や韓国にも行かないと。
さあ、面白くなってきたぞ!
その他心に残ったフレーズ。
シリコンバレーの流儀とは、

第一に、事業の成功・失敗はあくまでもビジネスというルールのある世界でのゲームで、
それを絶対に人生に反映させないこと。
第二に、事業とは「失敗するのが普通、成功したら凄いぞ」という
ある種「いい加減な」遊び感覚を心の底から持つこと。
「成功するのが当たり前、失敗したら終わり」という「まじめ」発想を
一掃しなければならない。
第三に、失敗したときに、「投資家や従業員や取引先といった関係者に迷惑がかかる」
という考えを捨てること。
皆、自己責任の原則で集まってきているのだと、
自分勝手に都合よく思い込まなければならない。

「シリコンバレー精神」を最もよくあらわす言葉は、

・マドル・スルー…困難に立ち向かう状態を楽しめる、好きで好きで仕方ない境地
・テネーシャネス…絶対にギブアップしない執拗さ

シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土
梅田 望夫
筑摩書房
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ガンダムではなくドラえもんを作りたい

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僕はガンダムが好きだ。
小学校のときにファーストガンダムに夢中になった。
駄菓子屋で売っているアニメのシールを集めていたし、
ゴムの人形やプラモデルも沢山持っていた。
大学で機械科に入ったのは、ロボットの仕事に携わりたかったからだし。
TVからOVAまでほとんどのシリーズを見ているし、
今でも部屋には3体のフィギュアが飾ってある。
昔はガンダムを作りたいと思っていた。
実家の裏山を基地にして、そこからガンダムを出動させようと、本気で考えていた。
でも、今はガンダムは作りたくないと思っている。
ガンダムは戦争の道具だからだ。
ガンダムというアニメは、ガンダムのようなものを作るなと訴えかけているんだと思う。
作るなら、ガンダムよりもドラえもんがいい。
GUNDAM FIX FIGURATION # 0008 RX-78 GP02A サイサリス

日本人なら見とけ!-「硫黄島からの手紙」

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らむねさんのブログに触発されて、硫黄島からの手紙を見に行ってきました。
久しぶりにいい映画に出会いました。
と言うよりも、非常にリアルで映画という感じがしませんでした。
この映画、日本人なら見た方がいいです。
僕の祖父は教師をやっていたので、戦争には行かずに済みました。
そのおかげで僕が今ここに存在します。
戦争で死んでいった人のことを思うと、
今こうして生きて、生活できていることを本当にラッキーだと思います。
だからこそ、この命を無駄にしたくないと思う。
死んでしまっては何もできないから。
二宮くん演じる西郷のように、自分を愛してくれる家族や友達のために、
何があっても生き抜こうと改めて思いました。
そして、世界のことを考えました。
テロリストや北朝鮮のことを思い、悲しい気持ちになりました。
一刻も早く、愚かなリーダーの洗脳から解放されて欲しいと思います。
最後に、監督のクリント・イーストウッドと俳優陣には賞賛を送りたい。

すべての社会人に-「人生を変える80対20の法則」 リチャード・コッチ著

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「利益の80%は20%の顧客がもたらす」などの法則で有名な、
80対20の法則を活用して人生で成功する方法について、書かれた書籍。
真面目に努力すれば成功した時代から、
頭を使った人が成功する時代へとパラダイムシフトが起こった今、
すべての社会人におススメしたい一冊。
特に、僕のような真面目で時間管理なども行うタイプにはおススメ。
時間を管理するよりも、時間の使い方を根本的に変えることの方が重要だ、
という著者の意見はもっともで、頭にガツンとくるものがある。
もっともっと好きなことに時間を投資して、正のフィードバックループを起こそう!

ほぼ同じ大きさの金魚を池に放しても、時間の経過とともに、
最初はわずかの体格差がどんどん広がっていく。
泳ぐ力と口の大きさにほんのわずかでも差があれば、
少しでもたくさんエサを取れる金魚の身体が大きくなり、
それにつれて一段と泳ぐ力がつき、口が大きくなり、
ますますたくさんのエサを取れるようになり、
その金魚の身体はますます大きくなっていく。

人生を変える80対20の法則
リチャード コッチ Richard Koch 仁平 和夫
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誰にも教えたくない一冊-「パラダイムの魔力」 ジョエル・バーカー著

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起業して事業を進めていく中で、
社会や業界の大きな流れに乗りたいと思い、手に取った一冊。
パラダイムシフトは誰が、どういうタイミングで起こすのか、
その流れに乗るためにはどうすればいいのかが書かれている。
特に響いたのはこのフレーズ。

新しいパラダイムがはじめて現れたとき、
論理的、合理的に、どのような反応が予想されるだろうか。
もちろん、拒絶反応が起こる。
それまでのパラダイムに習熟した人たちにとって、拒絶する理由はいくらでもある。
自分たちは何をしてきたか。すばらしい仕事をしてきたではないか。
成功のトレンドはどうなっているか。まだまだ上向いているではないか。
過去の実績にもとづいて将来を判断すれば、
いままで以上に大きな成功をおさめることができる。そうとしか思えない。

いつかこんなことを言い出さないように、気をつけないといけない。

パラダイムの魔力―成功を約束する創造的未来の発見法
ジョエル バーカー Joel Arhtur Barker 仁平 和夫
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ネット業界以外の人におススメ!-「ウェブ人間論」 梅田望夫・平野啓一郎著

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昨年大ヒットした「ウェブ進化論」の作者の梅田望夫さんと、
若手の芥川賞作家の平野啓一郎さんの対談書籍。
インターネットの登場により、人の生き方や社会がどう変わりつつあるかを、
平野さんが梅田さんから聞きだしていき、
梅田さんが実体験を交えながら語られています。
平野さんの視点が非常に一般人的な視点なので、
ネット業界以外の人がインターネットが社会に与えるインパクトを理解する上で、
役に立つ一冊だと思います。
個人的に気になったのはこのフレーズです。

そう考えると例えば英語圏やフランス語圏というのは、
ネット上の言語の大陸のようになっていくのかもしれません。
その中で、日本は国民と言語が一対一対応しているがゆえに、
ある種の孤立を強いられる可能性があります。

確かに、そうかもしれません。
最低限、英語を抵抗なく読めるようにならないといけないな。

ウェブ人間論
ウェブ人間論

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梅田 望夫 平野 啓一郎
新潮社
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残業のお供に

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最近、自宅で仕事をするときはもっぱら、
以前紹介したpandoraというインターネットラジオを聴いてます。
pandoraは好きなアーティストや曲を登録しておくと、
そのアーティストや曲に似た曲を流し続けてくれる、
自分専用の有線のようなサービスです。
iPODなどで曲を聴くのと違い、
自分が持っていない曲が流れるところが気に入ってます。
例えば、80年代のアーティストを登録しておくと、
その年代の懐かしいアーティストの曲が流れたりします。
その他にも、曲の好き嫌いをマーキングすることで、
曲が流れる頻度を調整することもできます。
残業のお供におススメですよ。
≫pandora