別れる、忘れる、そして創造する

標準

「日経ビジネスオンライン」より。

 何かを表現し、形にして世に送り出す時、必ず後ろ髪を引かれる思いがある。完全にすべてが終わった形で出て行くことはありえない。直したいところやもっと考えたいところがあるはずだ。
 おそらくモノが完成して世に出て行くときには、生命活動と同じように必ず命の残り火がある。その残り火が完全に消えた状態で出て行くことはほとんどない。残り火があるというのは、それについて考えればまだ変化する可能性があるということだ。しかし、とりあえずは送り出して、サヨナラする、区切りをつける。そこで1つ生命が消える感じがある。
 この「別れる」ということが、科学の領域においては非常に重要なことで、それができるかどうかが「プロ」としての分かれ目だとさえ思う。多くの研究者は論文にできずにぐずぐずと問題をいつまでも持ち続けてしまう。

刺さりました。
インターネットサービスの場合、区切りの付け方が難しいけれど、
どこかで区切りを付けないと精神衛生上も良くない。
今夜の「プロフェッショナル仕事の流儀」は必見だな。

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