30min.で失敗したことの一つに戦略の複雑さがあります。サービスの初期段階で口コミサービスと店舗向けサービスを同居させてしまったのです。
口コミサービスと店舗向けサービスでは当然ながらユーザーが違い、またユーザー同士の利害が一致しないことも多いため、打ち手がどっちつかずになってしまいネットワーク効果を最大限に活かすことができません。
口コミサービスに絞ったRetty、店舗向けサービスに絞ったエキテンは伸びましたが、30min.は成長して利益も出せるようになったものの、単独での上場は見込めないサービスに留まりました。
次に手掛ける事業ではシンプルな戦略で、最大限にネットワーク効果を活かせるようにしたいと心に刻んでいます。