別れる、忘れる、そして創造する

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「日経ビジネスオンライン」より。

 何かを表現し、形にして世に送り出す時、必ず後ろ髪を引かれる思いがある。完全にすべてが終わった形で出て行くことはありえない。直したいところやもっと考えたいところがあるはずだ。
 おそらくモノが完成して世に出て行くときには、生命活動と同じように必ず命の残り火がある。その残り火が完全に消えた状態で出て行くことはほとんどない。残り火があるというのは、それについて考えればまだ変化する可能性があるということだ。しかし、とりあえずは送り出して、サヨナラする、区切りをつける。そこで1つ生命が消える感じがある。
 この「別れる」ということが、科学の領域においては非常に重要なことで、それができるかどうかが「プロ」としての分かれ目だとさえ思う。多くの研究者は論文にできずにぐずぐずと問題をいつまでも持ち続けてしまう。

刺さりました。
インターネットサービスの場合、区切りの付け方が難しいけれど、
どこかで区切りを付けないと精神衛生上も良くない。
今夜の「プロフェッショナル仕事の流儀」は必見だな。

はてブや著名ブログの使い方には要注意

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ゲーム業界が一時期衰退していた原因は、
一般ユーザーを置き去りにしたゲームを量産し続けたことにある。
では、何故そんなゲームを量産し続けてしまったのかというと、
いつの間にか対象ユーザーが一般ユーザーではなく、
「ファミ通」等のメディアや業界関係者にすりかわってしまったからだと思う。
今のネット業界は衰退していた頃のゲーム業界に近いように思う。
みんなが「はてブ」や著名ブログをチェックし、
一般ユーザーではなく、業界内で評価されるサービスを作ろうとしてしまっている。
「はてブ」や著名ブログは有益な情報を配信しているが、
使い方を間違えると、衆愚化してしまうリスクがある。
そのことを念頭に置いて、ネット業界の外に目を向けてサービスを立ち上げていこうよ。

チープ革命がネット業界にもたらしたもの

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今まで事業やサービスを立ち上げる際には、
営業、企画、開発スタッフが三位一体となっていた。
少なくともサービスの立ち上げには、企画、開発スタッフが必要だった。
チープ革命により、プログラムさえ書ければ
かなり低コストでサービスを立ち上げられるようになり、
結果プログラマー単独でのサービス立ち上げが目立つようになった。
とは言え、企画の素養が無ければサービスを成長させることは難しく、
一部の企画の素養があるプログラマーのサービスを除き、
なかなかこれと言ったサービスが出ていないのが現状だ。
こんなはずじゃなかった。
企画の人と組んで、多くの人に使ってもらえるサービスを作りたい、
と思っているプログラマーの方も少なからずいるはずだ。
というとで、そんな方がいらっしゃったら是非お声がけください。
インターネットサービスは、立ち上げるだけがすべてではなく、
その後の運営も非常に大事で、想像以上にお役に立てるはずだ。

独立して本当に良かったと思う

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前の会社を辞めてからもう15ヶ月も経った。
自前のサービスの立ち上げに時間を投資している関係で、
収入はほとんどアエリアからの業務委託費だけ。
前職の半分程度、新卒の給料よりも少なくなった。
でも、自分のやりたいことにチャレンジするのは、
しんどい面もあるけれど、充実していて楽しいし、
チャレンジを許してくれる家族を本当にありがたいと思う。
チャレンジしてみて改めて気づいたことは、
自分がテクノロジーを使ったサービスを創造することが、
本当に好きだということだ。
今後もプロデューサーとして、
一つでも多くのサービスを創造していきたいと思うし、
そのための母体となる会社をそろそろ作りたいと思っている。
まずは、その試金石となる今のサービスを、
年内できる限り頑張って、軌道に乗せたいと思う。