VTuber運営企業からIP創出企業へ

標準

最近伸びているBtoCのビジネスと言えば、D2CとVTuberだと思います。
その共通項が、DNVB(Digitally Native Vertical Brand)だということをフリークアウトの本田さんのnoteを読んで気づきました。

僕は、自社を単にVTuberを運営している会社だと定義していません。テレビや雑誌上でメディアミックスしてIPを立ち上げる従来型のIP創出企業ではなく、動画共有サイトやSNS等のグローバルなメディアプラットフォーム上でメディアミックスしてIPを立ち上げる、デジタルネイティブのIP創出企業だと定義しています。

近い例としては、KonMariがあると思います。今まで、こんまりさんの様なタレントは、国内のバラエティ番組に登場して人気タレントになっていくのが通例でしたが、セコイア・キャピタルの様な超有力VCから資金調達して、海外で書籍を販売し、Netflix上で番組を展開することで、世界的なタレントになり始めています。

今までTV番組は各国で違うチャンネルを見ていましたが、YouTubeやNetflixの様なグローバルなメディアプラットフォームが登場して世界中で同じコンテンツが見られるようになったことで、日本ならではのアプローチで、海外でも役に立つようなコンテンツを提供できれば、日本だけでなく世界的に人気になる可能性が出てきているのです。

僕たちも、YouTubeやBilibiliの様なグローバルなメディアプラットフォーム上でコンテンツを提供することで、日本にいながら海外、特に中国での人気を獲得しています。VTuberの運営企業として始まった当社も、グローバルなIPを創出する企業への進化が始まっています。

僕たちが展開する女性VTuberグループ「ホロライブ」は様々なコンテンツビジネスのプロからサポートを受けながら、新しいステージへと進み始めました。また、新たに男性VTuberグループ「ホロスターズ」も立ち上げ、女性ファン獲得の挑戦も始まります。

僕たちもいずれ、複数の人気IPを抱えるバンダイナムコさんの様に、子供向けも含めて複数のIPを抱える企業になれるように、まずは眼の前のプロジェクトをしっかりと立ち上げていきたいと思います。

ビジネス系職種を採用強化中

当社では、一緒に日本を代表する、次世代のエンターテインメント企業を創るチャレンジに挑戦してくれる仲間を募集しています。ご興味がある方は是非こちらからご応募ください!
https://www.wantedly.com/companies/cover-corp/projects

VTuber企業の違いと当社のビジネスについて

標準

VTuber企業の違い

VTuber業界の外部の人から見ると、VTuberの運営企業はどこも同じ様なビジネスを展開している様に感じられると思いますが、実は大きく2つのタイプの企業が存在します。VTuberを企業主体で運営するコンテンツ企業、VTuberとして活動したい個人を支援するインターネット企業です。

コンテンツ企業とインターネット企業ではビジネスモデルも大きく異なり、コンテンツ企業が企業主体で動画を制作し、動画広告をメインの収益源にしているのに対して、インターネット企業は個人が主体でライブ配信を行い、投げ銭をメインの収益源にしています。

当社のビジネス

僕たちは、インターネット企業として、才能ある個人の方のVTuber活動を支援する事業を展開しています。まだVTuber市場が立ち上がっていなかった当初は、自社でVTuber「ときのそら」を運営するところから取り組み始めましたが、現在はVTuberとして活動したい個人を支援する事業が中心になっています。

具体的にどの様な支援を行っているかと言うと、ライブ配信用のアプリケーション提供の他に、配信内容の相談、グッズやデジタルコンテンツの販売、広告案件の提供等です。つまり、単にシステムを提供するだけでなく、VTuber活動を継続的に行っていけるようにビジネス系の社員が企画や収益化の支援も行っています。

ビジネス系職種の役割

タレントマネージャーは、所属VTuberを管理して成長へと導く業務を担当します。VTuberと日々コミュニケーションを行い、日々の配信の管理を行う他、デザイン担当、システム担当、配信担当、グッズ担当、営業担当、マーケティング担当とVTuberの間に立って、様々な調整を行います。高いコミュニケーション能力が求められるため、営業系や管理職の経験者の方が向いている職種です。

グッズ担当は、自社で商品を企画販売したり、他社にライセンスを行う仕事を行います。リアルな商品だけでなく、ボイスやLINEスタンプ等のデジタルコンテンツ、コラボカフェのメニュー等、取り扱う商材が多岐に渡ります。

営業担当は、新作ゲームのライブ配信を行う広告に加えて、スマホゲームのコラボガチャ、Twitterのフォロワー数を活用したキャンペーン等のオンライン広告の販売を行う他、イベントへの出演等、VTuberをタレントとして売り込む仕事も行います。

マーケティング担当は、プレスリリースやコミケのようなイベントへの出展、テレビや雑誌などへの露出、各種キャンペーンを展開することで、所属VTuberの認知度を拡大する仕事を行います。

当社の強み

なお、当社の強みは、VRコンテンツを開発していた経験を活かし、スマートフォンやVRデバイス等、様々なデバイスを活用してVTuberとして配信できるアプリケーションを自社開発している点です。当社のアプリケーションはiPhone Xを使ってキャラクターの表情を動かせる簡易的なバージョンの他に、キャラクターの全身を動かすことができ、背景セットやカメラワーク等も変更することができるスタジオ用のバージョンもあり、テレビ番組の様な配信も可能になっています。

ビジネス系職種の担当者は、自社で様々な配信ができるという強みを活かして、グッズ販売と連動したVTuberとのおしゃべりイベントを行ったり、イベント会場の大画面モニターに出演したり、テレビ番組に出演したり、今までにない取り組みを行っていきます。

ビジネス系職種を採用強化中

現在、当社ではビジネス系職種の方を絶賛募集中です。ご興味がある方は是非こちらからご応募ください!
https://www.wantedly.com/companies/cover-corp/projects

何故VTuber事業に取り組んでいるのか?

標準

VR領域のコンテンツビジネスで日本から世界へ

イーロン・マスクが好きです。僕も理系なので、電気自動車や宇宙船開発に取り組むことに憧れていました。憧れに終わらせず、リチウムイオン電池の並列処理、再利用可能なロケットというアプローチで、世界で通用するプロダクトを生み出していく姿勢に強く刺激を受けています。

僕は、今回2回目の起業です。前の会社を売却して、次に取り組む事業を検討していた中で、僕の原点である新卒時代(ゲーム会社のプロデューサー)に回帰して、コンテンツビジネスに取り組んで、日本から世界へ向けてチャレンジしようと心に決め、VR領域に取り組み始めました。

初音ミクという成功例と食べログとの類似性

当初から、キャラクタービジネスに取り組みたいと考えていました。過去にサンリオさんと数年に渡ってお仕事させて頂く機会があり、キャラクタービジネスの可能性や成功法を理解していたこと、僕の専門であるUGCの領域で、初音ミクという成功例があったからです。

初音ミクは食べログに構造が近いと考えています。食べログは、食に精通した人たちが食べ歩いた記録を残し、その記録が膨大に集まることでメディアを形成しています。初音ミクも、自分の作曲した楽曲を披露したい人たちが、ボーカロイドの初音ミクを活用して楽曲を発表していくことで、初音ミクは沢山の持ち歌がある人気歌手へと成長していきました。

しかし、VRでキャラクタービジネスに取り組むといっても何をして良いかわからず、当初はVRゲームプラットフォーム(VR版のモバゲー)を制作していました。その方が周囲の人にも受け入れてもらいやすいと考えたからです。結果、誰も求めていないVRゲームを開発する日々が続きました。

VTuberに取り組むきっかけ

VTuberに取り組むことになったきっかけは、Pereception Neuronという安価なモーションキャプチャデバイスが登場し、キャラクターの3Dモデルをリアルタイムに動かして、動画制作や生放送を行うことができるようになったことです。VRのデバイスでも同じようなことが実現可能だとわかり、細々と取り組み始めました。

ゲーム開発を取りやめて、VTuberに専念するにあたり、少なからず葛藤がありました。前の会社を売却した後に、次はスケールの大きいビジネスを立ち上げて、必ず会社を上場させて成長していきたいと考えていたからです。キャラクタービジネスに取り組みたいと思っていたものの、VRゲームプラットフォームではなく、VTuberに取り組むことは可能性を縮めてしまうように感じました。

VTuber事業に取り組む決意

その時に意識したのがイーロン・マスクです。SpaceXは、NASA出身の技術者を沢山採用しており、アメリカの企業だからこその取り組みです。日本から世界へ向けてチャレンジする場合に、どんなテーマが適切なのかと改めて考えてみると、日本の強みである二次元コンテンツの領域でVTuberに取り組むことの方が可能性があると思えてきました。

その後、制作したプロトタイプをAnime Expoで展示する機会や台湾HTCのアクセラレータープログラムVIVE Xに世界の数千社の中から採択されたことで、日本のアニメの持つパワーや、日本に生まれた地の利を実感し、この考えが間違っていないと感じる様になっていきました。

会社の成長と採用課題

今、おかげさまで会社は順調に成長し、所属VTuberのYouTubeチャンネル登録数は100万人を突破し、投げ銭やグッズ販売、広告等、ビジネスが多様化したことで、売上が急速に伸び始めています。業界の盛り上がりや所属VTuberの人気を背景に、コンテンツ制作に関わるスタッフの採用は順調に進んでいます。

しかしながら、人事や営業、タレントマネージャー等、ビジネス系職種の採用にはなかなか苦労しているのが現状です。多くのビジネスマンの方は、VTuberと言ってもキズナアイちゃんぐらいしか知らず、どんなビジネスチャンスがあるのかわからないからだと思います。

中国でのビジネス展開

当社は、今年の1月から中国版ニコニコである、bilibiliと正式に契約し、中国展開も開始しました。当社VTuberの白上フブキは、50万チャンネル登録を突破し、bilibiliが主催のライブイベント「bilibili macro link 2019」のステージにも登場します。中国でビジネスを行っていく足がかりができましたので、今後、中国でのビジネス展開を積極的に行っていきたいと考えています。

自社のVTuberが中国の様な海外でファンを獲得することは特別な体験で、日本でタレントのマネージャーに携わる担当者にも、中国でビジネスを展開する担当者にも、大きなやりがいを提供できると思います。

ビジネス系職種を採用強化中

僕らと一緒に「日本発のバーチャルタレントで世界中のファンを熱狂させる」ことにチャレンジして頂けるビジネスマンを絶賛募集中です!ご興味ある方はご連絡ください!
https://www.wantedly.com/companies/cover-corp/projects