「トレンド記者が教える消費を読むツボ62」 石鍋仁美著

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トレンド記者が教える消費を読むツボ62
トレンド記者が教える消費を読むツボ62
日経新聞記者による消費トレンド分析。
気になったのはこの3点。
・今の50代は遊び方を知っている
 首都圏在住の50歳~79歳の男女600人を調査したところ、
 自然を愛好し、勉強意欲も旺盛な人や、
 流行に敏感で旅行や演劇など自分の生活を積極的に楽しむ人が
 30%いた。そのうち、4割以上は50代だった。
・アメリカがシニアビジネスの先進国
 1960年代から緩やかに高齢化が進んできたアメリカは、
 成功例も失敗例も含め、シニアビジネスの見本市。
・地縁より知縁
 日本の団塊世代は引退したら地縁を大事にして
 地域コミュニティに参加せよと説く人がいるが、
 大半のサラリーマンにとっては話も合わないし、
 苦痛にしかならない。
 それより好きなこと、関心を持つことでつながる
 「知縁」で人とつながる方が充実する。

任天堂経常益5割増

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任天堂の4~6月の経常利益が、DSの販売好調に伴い、
前年同期比53%増の326億円に拡大した。
任天堂は僕が好きな企業の1つ。
何故かと言うと、軸がぶれないからだ。
愚直に、家族や友達とみんなで楽しめる、
面白いゲームを作り続けている。
DSの成功は、軸をぶらさず自分達の使命を追求した結果だ。
心から拍手を送りたい。
思い起こせば、僕が新卒でゲーム会社に入社したときは、
まさにゲームバブルの真っ最中だった。
ゲームを作れば売れる時代だった。
そして、任天堂以外の多くの会社はユーザーを置き去りにし、
オタクのクリエイターがオタク向けのゲームを量産した。
結果、バブルは去り、多くのユーザーもまた去っていった。
そんな中、任天堂は面白いゲームを作るという使命を見失わず、
DSを生み出し、ユーザーをゲームへ呼び戻した。
素晴らしいとしかいいようがない。
最近、今のネット業界は、悪くなり始めたゲーム業界に
少し似ているところがあると感じている。
ネットリテラシーの高い作り手が、自分達が利用するための
リテラシーが高くないと利用できないサービスを作る傾向が
見受けられるからだ。
この状況は僕にとっては千載一遇のチャンスだ!
僕は、任天堂のように、ユーザーが求めるサービス作りを
追求していきたい!

建築家・安藤忠雄

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今週の「カンブリア宮殿」は建築家の安藤忠雄さん。
高層ビルが立ち並び、ホッと息抜きできる空間が少なく
なってしまった東京に、「余白」を作ろうとされている。
このコンセプトにとても共感した。
また、「人生何とかなる」と非常に楽観的に考えてらっしゃる。
当たり前のことだが、余裕がなくなるとつい忘れてしまいがちだ。
起業すると決意したときに思ったことだが、
大変だ大変だと考えていてもキリがない。
今後はサラリーマン時代よりもより一層、楽観的に行きたい!

商店街サイトの運営は大変

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今日の日経MJから。
仙台市の3つの中心商店街が昨年12月から携帯サイトを開設し、
店舗情報や駐車場の空き状況などの提供を始めたそうだ。
ビルの上層階にある古着店やアクセサリー店などの来店が
増えるなど効果が出始めているとのこと。
しかし、運営はなかなか大変そうだ。
オープンキャンペーン時に月間6.5万あったアクセス数が、
キャンペーン終了後に月間1万前後に落ち込んだため、
5月から隔月でフリーペーパーを創刊して、
月間2万アクセスにまで回復させるなどの施策を打っている。
また、PCに不慣れな商店主でも更新できるように、
各商店街が月1回FAXでセール情報を集め、
制作会社に更新作業を委託しているとのこと。
維持費が年間300万円とのことなので、
商店街にとっては少ない金額ではないし、
逆に制作会社にとってもいいビジネスではないだろう。
このサイトを存続させるためには、
運営者側でも色々と施策を打っていく必要があるし、
制作会社にも地域に貢献したいという思い入れが必要だろう。
簡単に取り組めるビジネスではない。

「イチロー262のメッセージ」

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イチロー 262のメッセージ
イチロー 262のメッセージ
イチローは僕と同い年。
ただ、視点を変えれば、野球を始めてから25年目のイチローと
ビジネスを始めてから10年目の僕では、15年もの差があります。
この本では、イチローが一流のプレイヤーを目指すにあたり、
どのような考え方やプレイ、生活をしているのかを垣間見れました。
僕も一流のプロデューサーになりたいと思っています。
この本は迷ったり、行き詰ったりしたときに読み返せば、
ヒントを与えてくれそうです。

プレゼンの極意は、接続詞の使い方にあり

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「プロフェッショナル仕事の流儀」
明日から使える“仕事術”スペシャル

「えーと」はダメ。
自分が最も強調したい箇所では、「だから」とか「そこで」とか
大きな声で聞いている人の注意を喚起する。
企画書は、こういう時代だから、こういう商品、
セールスポイントはこれ、当社でやる意義はこれの起承転結。
気をつけなくては。

ゲーム開発部長・植村比呂志

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「プロフェッショナル仕事の流儀」第18回
現場に出ろ、答えはそこにある
ゲーム開発部長・植村比呂志
「ムシキング」「ラブ&ベリー」の産みの親、植村比呂志さん。
スタッフとの距離感を無くし、また状況を把握するために、
オフィスをぶらぶらと歩き、スタッフと雑談や仕事の話をする。
仮眠もデスクで取る。
こうすることで、問題が起こった際にスタッフが抱え込まず、
すぐに相談してくれる関係を築いている。
また、部下を育てるために、あえて難しい仕事を与えて、
成功体験を積ませている。
そして、非常に面白いのが、カーデザイナーの奥山さんと違い、
部下を追い込み過ぎないことだ。
プレッシャーをかけ過ぎることで、ゲームをプレイする子供の
繊細な気持ちをくみ取れなくなることを懸念しているのだ。
この方は素晴らしいマネージャーだと思う。
参考になることが多い。

棋士・羽生善治

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「プロフェッショナル仕事の流儀」第20回
直感は経験で磨く
棋士・羽生善治
言わずと知れた棋士の羽生善治さん。
前人未到の7冠を達成してから10年、今でも成長し続けている。
10代、20代の頃に比べると記憶力や反射神経は衰えたが、
経験で培った直感と大局観を活かして、将棋を打っている。
年齢に合った戦い方を心掛けているのだ。
故に、同じスタイルで戦い続けるのではなく、
常に新しい戦い方を模索している。
新しい戦い方で仮に負けたとしても、
挑戦しないよりは良かったと納得されていた。
この姿勢は本当に参考になる。
何か勝ちパターンを見つけたとしても、状況は常に変化する。
状況が変化する中で、勝ち続けるためには、
自らも変化し続ける必要があるのだ。

カーデザイナー・奥山清行

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「プロフェッショナル仕事の流儀」第19回
新しいものは「衝突」から生まれる
カーデザイナー・奥山清行
ピニンファリーナ社デザイン部門の最高責任者、奥山清行さん。
ピニンファリーナはフェラーリなどのカーデザインを手がける、
超一流カーデザイン会社。
大学生時代の憧れの会社の一つだ。
GMのデザイン部門のマネージャー時代、
デザイナーが快適に仕事に取り組めるように、
ダメ出しをしないマネージメントを行った結果、
売上が伸びずにチームをリストラせざるを得なくなった。
その経験を基に、ピニンファリーナでは「衝突」を恐れずに、
容赦なくデザイナーにダメ出しを行うマネージメントをされている。
ダメ出しがデザイナーのプライドを刺激して、
より良いデザインを生み出しているのだ。
これを見て少し反省した。
ゲーム会社時代、より良いゲームを作るために、
クリエイターと積極的に議論をしていた。
衝突を恐れる部下に、「喧嘩をしないといい仕事はできない」
と言ったこともあった。
でも、ここ最近の自分はどうだっただろう。
正直なところ、周囲の人の気持ちを気にしすぎて、
率直な意見を言えていなかった。
故に、中途半端な結果しか生めていない。
これからは妥協のないいいサービスを生み出していきたい。
そのためには、衝突を恐れてはいけない。