プロフェッショナルの逆境克服法

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「プロフェッショナル仕事の流儀」夏スペシャル
ひるまず壁に立ち向かえ
プロフェッショナルの逆境克服法
今までに登場したプロフェッショナルの逆境克服の具体例から、
茂木健一郎さんが逆境克服の真理を読み解いた。
・人間関係の壁は自分の心の中の壁、それを壊す
 人間関係の壁は自分と他人の間の壁ではなく、
 自分の弱みを見せたたくないといったポリシーから生じる、
 自分の心の中の壁である。
 ちなみに、自分の弱みを見せることが、相手の共感を生む一番の方法だそうだ。
・自分自身を変えるきっかけは、自分自身を離れたところから見てみること
 行き詰ったときには、仕事をさぼるなどその場から逃げ出してみることで、
 自分を客観視できるようになり、解決策を見つけることができる。
・偶然の幸運をつかむ能力(セレンディピティ)を高める
 そのためには、「考えて考えて考え続けて、人と会う」
 トコトン考えて自分はこれの答えが欲しいという状態に絞り込んだ状態で、
 人や情報に接していると、パズルのピースのように当てはまる答えが見つかる。
・直感は、自分の経験や価値観、思いなどを総合的に、
 脳が無意識に判断して出した答え。
 だから、壁にぶつかった時や重大な決断を下す時、
 論理的思考よりも、直感を信じて行動する。
直感の話は、直感で起業することにした僕に、
自分の判断は間違ってなかったと確信を与えてくれる話だった。
そして、プロフェッショナルを逆境から救ってくれた言葉の紹介。
・1年2年じゃ花も咲かなきゃ芽もでない。でも、10年待てば必ず実がつく
 1年2年チャレンジして結果が出なくても、あきらめてはいけない。
 
・You Know everything お前は全てを知っている
 辛い経験をすることで、その職業の怖さを含めた全てを知ることができる。
 失敗を恐れずに自信を持ってチャレンジすればいい。
・徳は孤ならず、必ず隣有り
 新しい道を進むと孤独な気持ちになるが、それがいい試みであれば、
 必ず賛同者が現れる。
どれもこれも自分に刺さる言葉ばかりだ。
最後に、スガシカオさんの今までの道のり。
俺の才能を世間が放っておくはずがない、必ずデビューできるはずだ、
という根拠の無い自信から、会社を退職されたものの、
30歳近い年齢が理由で1年半ほどデビューが決まらなかった。
デビューが決まるまでの間、食事もろくにできない辛い日々を送られた。
そんなとき、苦しいときは苦しいときにしか作れない曲を作ろうと
気持ちを切り替えて頑張られた。
デビューしても幾多の壁に苦労されている。
そんなときは、俺ぐらいの才能はいくらでもいる、
だから頑張るしかないと奮起されているそうだ。
それでも、最大のスランプの時は、父や友人の死で悲しい気持ちに包まれて、
2年間曲が作れない日々を送られたそうだ。
このスランプは、アルバム1枚を作るのではなく、
1小節でもいいから作ろうと気持ちを切り替えることで、乗り越えられたそうだ。
今でも、大きな課題を与えられると、根拠の無い自信が湧き出してきて、
すごいスピードで曲がかけてしまうことがあるそうだ。
すごく共感できる話だった。

鈴虫寺

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先週末実家に帰省した際に、鈴虫寺にお参りしてきました。
鈴虫寺は、秋だけに鳴く鈴虫が一年中鳴いていることで有名なお寺です。
何と5千匹の鈴虫が鳴いています!
また、どんな願い事でもかなえてくれる幸福地蔵が奉られていることでも有名です。
普通のお地蔵さんと違い、幸福地蔵はわらじを履いているので、
住所とお願い事をすると、自分の所まで願い事を叶えにやって来てくれるそうです。
あまり期待していなかったのですが、和尚さんの説教が思いがけず心に響きました。
一つは、笑顔を大切にしなさいというお話。
ムスッとした顔をしていると誰も近寄ってこなくなるから、
人との縁がなくなり、自分の夢も叶えにくくなるというお話です。
僕にも経験があるだけにすごく身に染みました。
プレッシャーやストレスに押しつぶされずに、
笑顔でい続けることってすごく大事ですよね。
もう一つは、毎日お祈りをする習慣を持ちなさいというお話。
お祈りをすることで気持ちをリセットして、
新しい一日を迎えることができるというお話です。
何事でも成果を上げるためには、平常心を保つことが大事です。
実家にいたときは、毎日神棚と仏壇にお祈りしていましたし、
そのおかげで平常心を保てていたような気がします。
早速、鈴虫寺でお札を購入して、毎朝お祈りをすることにしました。
怪しい宗教の勧誘みたいですが、
ストレスが多い現代社会の社会人(特にベンチャー企業の方)、
プレッシャーの多い管理職の方にお勧めの習慣ですよ。

個人事業主になりました!

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ご報告が遅くなりましたが、7月末で会社を退職し、
8月1日から個人事業主になりました!
早く事業プランを決定して、会社の登記を行いたいところですが、
まずは起業への第一歩を踏み出したということで、いい感じです。
起業する分野ですが、1つは趣味の分野を考えています。
このブログのLINKSからプライベートブログを見て頂いた方は
ご存知かと思いますが、私の趣味は自転車です。
この趣味を活かしたビジネスを立ち上げたいなと思っています。
今週まででたたき台の事業プランが出来上がりましたので、
来週からは色んな趣味人へのヒアリングを進めていき、
事業プランをブラッシュアップしていきたいと思っています。
もし、このブログの読者の方で、ゴルフ、旅行、料理以外の趣味、
例えば、サーフィン、ダイビング、登山、ワイン、模型などに
はまっている方がいらっしゃいましたら、是非声をかけてください。
ランチや飲みながらでも、ヒアリングさせて頂ければと思っています。
それでは、良い週末を!

「仕事は、かけ算。」 鮒谷周史著

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仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる
仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる
先週、アタッカーズビジネススクール通学時代の知り合いの、
著者の鮒谷さんに起業記念ということで、夕食をご馳走になりました。
失礼のないように、事前に読ませて頂いた著書には、
起業にあたってのポイントが満載でした。
・できない原因、やれない原因ではなく、欲しい結果に焦点を当てて、
 自分自身に質問を投げかける。
・成功者が長年かけて築いてきたノウハウを一瞬のうちに習得できるなら、
 いくらお金を出しても価値はある。
・予定をこなすためでなく、結果を出すことにフォーカスすれば、
 効率的な時間管理ができる。
・気づかなかった強みを知るために、「100の棚卸し」を実行して、
 自分のオンリーワンを見つけ出そう。
・否定形の目標設定は逆効果。
 「事故を起こすな」より「ご安全に!」がいい。
・難題にぶち当たったときは、できることを大前提として、
 「どんな方法ならできるでだろうか」とつぶやいてみる。
・泣きたくなるほどの辛い経験も、「これは生涯にわたってのネタになる」
 と思えば、成長の糧に早変わりする。
・その日のうちに1つの実行。1人との出会い。
 これだけでセミナーへの投資効果は倍増する。

「希望の見つけかた」 アレックス・パタコス著

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希望の見つけかた
希望の見つけかた
・行き過ぎた反省を防ぐには、プラス面に注意を向けるほかない。
 物事のよい面に目を向ければ、その分、反省の行き過ぎを防げる。
・職場でストレスを感じたらいつでも、何か別の事柄を思い浮かべればよいでしょう。
 ストレスがたまってくると、彼女はスター・トレック風の衣装に身を包み、
 大好きな旅先の風景を頭に浮かべて、そこを訪れている気分に浸ります。
 気持ちがほぐれて楽になるまでこれを続けます。
・成功を目指してはいけない。成功を目指せは目指すほど、
 それを射止める可能性は小さくなるだろう。
 成功は幸せと同じで、追い求めるものではなく、訪れるものである。
 自分よりも大きな何かに身を捧げたり、
 自分以外の誰かのために一身を投げ出したりした場合にだけ、
 思いがけずめぐり合えるのだ。
・楽しんでこそ、活力があふれてきて、仕事で力を出し切れます。
 それなのに、楽しさを思い切り表現できない仕組みを作ってしまったら、
 会社はタダで社員にご褒美をあたえる機会をみすみす見逃すことになるのです。
・許すとは、自分の身にふりかかった災難から自由になることでもあります。
 つまり、許す相手よりもむしろ、私たち自身の幸せに強く関係してくるのです。

ロボット技術者・小柳栄次

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「プロフェッショナル仕事の流儀」第22回
恋して泣ける技術者たれ
ロボット技術者・小柳栄次
レスキューロボットの第一人者、小柳栄次さん。
大学を卒業後に工業高校の教師となり、
仕事人間にはなりたくないと考えられ、
仕事は軽く流して、週末は趣味に興じられていた。
それが、30代前半に研修でお世話になった、
筑波大学のロボット研究室のあまりの熱気ぶりに刺激を受けられ、
その後教師をしながら、博士課程を修了され、
国内のロボット大会を制するなど、頭角を現された。
今は千葉工業大学でロボットの研究をされており、
世界のレスキューロボットの大会で優勝されるなど、
成果を出されている。
本気になってチャレンジすれば、
30過ぎてからでも新しい分野で一流になれるんだなと、
非常に勇気をもらった。
また、とにかくポジティブな人柄に、非常に惹かれた。
問題が立ちふさがっても諦めずに、
あの手この手を尽くされていかれる。
この姿勢は是非見習いたい。
研究室の雰囲気も良かった。
みんな純粋にロボットの研究が好きだから、
あんな雰囲気が醸し出されるのだろう。
僕も面白いサービスを作りたい仲間と、
人生かけて仕事に取り組みたいと改めて思った。

料理人・徳岡邦夫

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「プロフェッショナル仕事の流儀」第21回
変える勇気 変えない勇気
料理人・徳岡邦夫
老舗料亭「吉兆」3代目の徳岡邦夫さん。
バブルが崩壊して傾きかけた老舗料亭。
ベテランの料理人達が見切りをつけて去っていく中、
苦悩しながらもお客の声に耳を傾け、
日本酒だけでなくシャンパンも飲みたいというニーズをキャッチし、
シャンパンとシャンパンに合う料理を提供する、
という時代に即した自分のスタイルを生み出し、
お客を呼び戻された。
自分は祖父にはなれないという開き直ることで、
憧れていた伝統的な祖父のスタイルから脱却され、
活路を見出されたようだ。
プロフェッショナルとは、
結果を出すために、結果を出すまで諦めない人という言葉に、
非常に重みを感じる。
やはり、人生は自分が信念を持つ事柄に、
諦めずにチャレンジしていくべきだと改めて思った。

凪の心

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日経新聞8/2スポーツ面の松井の特集記事から。

「凪(なぎ)の心」、つまり平常心を保つための、
松井流の精神コントロール法である。
「日を設定したら、それに遅れてがっかりしたりだとか、
間に合わせようと焦ったりする。
ホームランの目標を設定しないのと一緒。
数字の目標は設定しない。
今は完治するために全力を尽くしてるだけ。
その中で何か見えてくるかもしれないしね」

この心の持ち方は非常に参考になる。
松井の目標は沢山のホームランを打つことであり、
その達成のためには、平常心を維持することが大事だから、
あえて目標を設定していないということだろう。
目標を設定したことにより、自分を見失い、
結果ホームランの本数が減ってしまっては、
確かに本末転倒だ。
自分の目標を達成するために、本当に必要な施策を打つこと、
施策が本末転倒になっていないか定期的に見直すことが重要だ。