「プロフェッショナル仕事の流儀」第22回
恋して泣ける技術者たれ
ロボット技術者・小柳栄次
レスキューロボットの第一人者、小柳栄次さん。
大学を卒業後に工業高校の教師となり、
仕事人間にはなりたくないと考えられ、
仕事は軽く流して、週末は趣味に興じられていた。
それが、30代前半に研修でお世話になった、
筑波大学のロボット研究室のあまりの熱気ぶりに刺激を受けられ、
その後教師をしながら、博士課程を修了され、
国内のロボット大会を制するなど、頭角を現された。
今は千葉工業大学でロボットの研究をされており、
世界のレスキューロボットの大会で優勝されるなど、
成果を出されている。
本気になってチャレンジすれば、
30過ぎてからでも新しい分野で一流になれるんだなと、
非常に勇気をもらった。
また、とにかくポジティブな人柄に、非常に惹かれた。
問題が立ちふさがっても諦めずに、
あの手この手を尽くされていかれる。
この姿勢は是非見習いたい。
研究室の雰囲気も良かった。
みんな純粋にロボットの研究が好きだから、
あんな雰囲気が醸し出されるのだろう。
僕も面白いサービスを作りたい仲間と、
人生かけて仕事に取り組みたいと改めて思った。