飲食店の当日予約サービス「スマート予約」

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飲食店の当日予約サービス、スマート予約に注目しています。

実はTwilioの日本でのサービス開始にあたり、自分の代わりに自動音声でお店に電話予約してくれるサービスを企画し、今年の3月にテストアプリを開発して、知り合いのお店で試していました。

Skyland Venturesさん主催のMORNING SPRINT STARTUP PITCHでスマート予約のプレゼンを聞いた時に、同じようなことを考える人がいるものだと衝撃を受けた記憶があります。当時スマート予約はTwilioを利用する企画でしたが、現在は実際に電話をかけるサービスへとブラッシュアップされています。

ところで、何故スマート予約に注目しているかと言うと、宴会用のお店を探すぐるなび、美味しいお店を探す食べログでは拾いきれていない、当日の飲み会予約ニーズを満たすことができるからです。
食べログも当日予約を強化されていますが、お店探しは行う必要があり、スマート予約はお店探しのステップを無くすことで大きなアドバンテージを確保しています。

また、当日の空き状況を把握できるようになれば、ADネットワーク同様にネットワーク効果が働き、競合からリプレイスされにくい強固なビジネスモデルを構築出来るように思います。

アフィエイトASPやADネットワークのビジネスモデルは強固で、どうすればWebサービスだけでなく、リアルなサービスに適用していけるのか?を考えてきましたが、スマート予約はその1つの答えのように思います。

サービス業のEC化

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今、世界的にサービス業のEC化が進みつつあります。
背景として、ネットでモノを買えることが当たり前になったことで、サービス業もネットで注文したい人が増えているのだと思います。

海外では、AirbnbやUberなどC2C型のECが急成長しています。
既存の事業者が提供しているサービスに不満を抱えているような分野で、C2C型にすることでサービスレベルを上げ、場合によっては低価格でサービスを提供していることが伸びる要因になっています。

同じC2C型のECでも、美容師や自動車修理などの分野では、StyleSeat、YourMechanicのようにプロフェッショナルな個人が参加しています。

C2C型のECが伸びる背景としては、スマートフォンの普及に伴って、個人間の連絡が取りやすくなったことが大きいと思います。

日本はどういう状況かと言うと、まず食べログやホットペッパービューティーなどの大手ネットサービスでのネット予約導入が進んでいます。
また、ドミノピザや日本交通タクシー配車など、大手チェーンでネット予約が採用されています。

しかしながら、C2C型はあまりありません。
これは、海外と違って個人でビジネスをする商習慣が、あまり無いからだと思います。

日本でのサービス業のEC化は下記のパターンに大別できます。

1.既存事業者の比較・一括見積もりサービス
食べログ、ホットペッパービューティー、relux、ホームプロ、くらしのマーケット

2.C2C型(個人の遊休資産を活用したサービス)
弁護士ドットコム、Cyta、ストリートアカデミー

3.既存事業者の遊休資産を活用したサービス
ごちクル、ラクスル、リネット、小さなお葬式、リノコ、あきっぱ!、スペースマーケット、オープンロジ

4.自社スタッフで業務を行うリアルサービス業
bento.jp、HEYAZINE

1はSEOやソーシャルを活用した集客がポイントになります。SEOは寡占状況ですが、ソーシャルでの集客には余地があります。
2は仕業や講師を除いては日本では成立しにくいと思われるため、なかなか難しそうです。
3や4は、実質的に既存のサービス業をリプレイスしていくことになるため、今後伸びるのではないかと思います。

HEYAZINEが仲介業務を開始されていました

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管理会社・元付け会社物件の仲介サイト、HEYAZINEが10/6から仲介業務を開始されたようです。

不動産の分野に限らず店舗や施設の情報を紹介するWebサービスは飽和状態なこと、リアルな業種がネット利用者のニーズに応えられていないことから、ネット企業がリアルな業種そのものを手掛けてしまう動きがここ数年世界的に進んでいます。

例えば、UBERはタクシー業、Airbnbはホテル業、Taskrabbitは家事代行業を、余剰リソースをクラウド化して活用することで、ネット利用者のニーズにマッチしたサービスを実現しています。

賃貸物件探しにおいても、すぐ近くの物件を内見したいだけなのに店舗に出向く必要があるなど、契約以外のやり取りはネットで完結したいネット利用者のニーズを捉えられていない不動産屋さんが多く、ネット利用者に最適化したサービスを提供する価値は大きいと思われます。

物流アウトソーシングOPENLOGI(オープンロジ)

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今後EC化が進む中で物流の利用者は増えていくことは必然です。

しかしながら、単に配送だけなら宅急便へ集荷依頼をすれば問題ないですが、倉庫に在庫を保管してもらうとなると、導入に手間もコストもかかります。

そんななか、最短2分で利用開始でき、シンプルな料金体系、WEB上で全ての作業が完結する、物流のソフトウエア化とも呼べるサービス、オープンロジが立ち上がりました。

実際、私も@cosmeにて物流の導入を進めた経験がありますが、倉庫の選定や作業状況の確認などに手間がかかり、在庫量の拡大に伴うスペース確保などに予想以上にコストがかかった経験があります。

EC化という世の中の流れに乗っていること、物流は大きなマーケットであること、ソフトウェア化により改善の余地があることなど、成功する要素が高い事業だと思います。