コンセプトと演出

標準

水野敬也のウケる日記より。

僕は、ウォルトディズニーがミッキーマウスを思いついたのは必然だったと思います。
いや、仮にネズミのキャラクターが既に世の中に存在していたとしてもウォルトディズニーは第2の、第3のミッキーマウスを思いつき、世に送り出し、世界的キャラクターに育てあげていたでしょう。
なぜなら彼には「コンセプト」があったからです。
エンターテイメントの力によって全世界(子供たちを)を癒すというコンセプトが。
このコンセプトが強ければ、良い演出というのはかならず呼ばれるものだと思います。
うさぎのオズワルドを奪われ、しかしすぐさまミッキーマウスを思いついたウォルトディズニーが「すごい」ということになっているのは、全てのお客さんが注目しているのが「演出」だからです。
多くの人は「演出」に注目し、「演出」を評価し、「演出」=「作品」になります。
しかし、作品を作る上で、仕事をする上で最も重要なのはその裏に隠れたコンセプトです。
職業ですら、僕は「演出の一部」なのではないかと思うのです。
自分にはやりたいことがあり、「世界をこうしたい」という思いがあるのであれば、
その方法(演出)は、
事業家でもサラリーマンでも俳優でもミュージシャンでもかまわないし
ある演出が自分には合ってなかったり、その演出法を多くの人が使っているという理由であまり価値を生めなかったのだとしても
いくらでも方法はある。
自分の核となるコンセプトがはっきりとしていれば、最終的に人を喜ばせる何かを作り出すことができると思います。
そして、そのコンセプトこそが

と呼ばれるものだと思います。

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