Googleで次のヒットが生まれない理由

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梅田さんのブログに記載されていた、
Googleで次の大ヒットが生まれない理由が興味深い。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060704/p1

グーグルという会社はギーク(エンジニア)が一級市民で、スーツ(ビジネスパーソン)は二級市民と言えるほど、エンジニア優位の文化を持った会社である。グーグルは、その思想を、これほどの大きな会社になってまでも維持している稀有な会社だ。
そういう思想のもとだと、サービスを投入するまではエンジニアも面白いから一生懸命になるが、サービスをローンチしたあとの改良・改善にはあまり興味を示さず、新しいサービスの開発のほうが面白いからそっちへ行ってしまいがちだ、そこに真の課題があるのではないか、という指摘である。そういう課題を認識すると、普通の会社なら、プロダクト・マネジャー(スーツ)の力を強めることでその課題に対処するのだが、グーグルの場合はそういう方向に発想が向かわない。

これはあくまで記者の想像だろうから、鵜呑みにはできないけれど、
このようなことが本当にGoogleで起こっているのであれば、
我々日本人にも大いにチャンスがあるということだ。
僕が最初に飛び込んだゲーム業界を思い起こすと、
EAなどのアメリカ企業は確かに先駆者だったが、
彼らの作るゲーム、いわゆる「洋ゲー」は作りが粗く、
日本人が楽しめる代物ではなかった。
そんなときに、宮本茂、堀井雄二、坂口博信のような
日本のクリエーター達が面白いゲームを作り、
世界へ発信していった。
今のインターネット業界はと言うと、
まだまだアメリカ発信の使いにくいサービスが台頭している。
つまり、今こそ我々日本人の出番だと思う。
ユーザーが本当に欲しいサービスを突き詰めていけば、
きっと世界を席巻できるようなサービスを作れると思う。
図らずもGoogleの共同代表と僕は同い年。
彼らに負けないサービスを作りたい!

Googleで次のヒットが生まれない理由」への1件のフィードバック

  1. 二級市民向け商売

    ギーク(エンジニア)が一級市民で、スーツ(ビジネスパーソン)は二級市民 という考…

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