一橋大学イノベーション研究センター・米倉誠一郎教授

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グロービス・マネージメント・バンクが主催する、
「経営のプロ感謝祭」というイベントに招待され、
一橋大学イノベーション研究センターの米倉誠一郎教授の講演を聴いてきました。
色々気になることをおっしゃっていたので、メモ。
非常にざっくばらんな方で、好感を持てました。
・歴史は過去から学ばない人には繰り返す
 歴史は必ずしも繰り返すわけではない。
 過去から学ぶ努力を怠らなければ、繰り返しを防ぐことができる。
・強い個人が集まらないと、強いチームはできない
 企業にとっては、チーム作りよりも強い個人を集めることが大事。
 強い個人を上手くチームとしてまとめるために、CEOが存在する。
 (カルロス・ゴーンの言葉)
・中国の学生の意識は非常に高い
 中国の清華大学の倍率は350倍であり、学生の意識が非常に高い。
 大学の図書館の前には、開館前から人が並んでいる。
 今の日本には、中国のようなハングリー精神がない。
・終戦直後は上野から海が見えた
 一面焼け野原から、ここまで発展させてきた。
 今は多くの人がいい会社に入りたがるが、
 昔はいい会社なんかなかったから、作るしかなかった。
・日本市場は想像以上に大きい
 英、仏の人口は6,000万人と日本の半分程度。
 先進諸国で人口が1億人を超えているのは、アメリカと日本だけ。
・日本の地方には可能性がある
 日本市場は大きいので、地方市場もそれなりの規模がある。
 東京でベンチャーを興すだけがイノベーションではなく、
 見捨てられた地方市場にこそ可能性があるのかもしれない。
この会で、NILS主催の小林さんに初めてお会いし、
今後注目する分野などについてお話をお聞きしてきました。
ニッチなマーケットで勝負する企業には興味がないとのこと。
また、サークルの先輩の堤さんに久しぶりに再会しました。
7月にCAキャピタルを退職され、今はリクルートで働かれています。
面白いことを仕掛けようとされているようです。
お元気そうで何よりでした。

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