すべての社会人に-「人生を変える80対20の法則」 リチャード・コッチ著

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「利益の80%は20%の顧客がもたらす」などの法則で有名な、
80対20の法則を活用して人生で成功する方法について、書かれた書籍。
真面目に努力すれば成功した時代から、
頭を使った人が成功する時代へとパラダイムシフトが起こった今、
すべての社会人におススメしたい一冊。
特に、僕のような真面目で時間管理なども行うタイプにはおススメ。
時間を管理するよりも、時間の使い方を根本的に変えることの方が重要だ、
という著者の意見はもっともで、頭にガツンとくるものがある。
もっともっと好きなことに時間を投資して、正のフィードバックループを起こそう!

ほぼ同じ大きさの金魚を池に放しても、時間の経過とともに、
最初はわずかの体格差がどんどん広がっていく。
泳ぐ力と口の大きさにほんのわずかでも差があれば、
少しでもたくさんエサを取れる金魚の身体が大きくなり、
それにつれて一段と泳ぐ力がつき、口が大きくなり、
ますますたくさんのエサを取れるようになり、
その金魚の身体はますます大きくなっていく。

人生を変える80対20の法則
リチャード コッチ Richard Koch 仁平 和夫
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誰にも教えたくない一冊-「パラダイムの魔力」 ジョエル・バーカー著

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起業して事業を進めていく中で、
社会や業界の大きな流れに乗りたいと思い、手に取った一冊。
パラダイムシフトは誰が、どういうタイミングで起こすのか、
その流れに乗るためにはどうすればいいのかが書かれている。
特に響いたのはこのフレーズ。

新しいパラダイムがはじめて現れたとき、
論理的、合理的に、どのような反応が予想されるだろうか。
もちろん、拒絶反応が起こる。
それまでのパラダイムに習熟した人たちにとって、拒絶する理由はいくらでもある。
自分たちは何をしてきたか。すばらしい仕事をしてきたではないか。
成功のトレンドはどうなっているか。まだまだ上向いているではないか。
過去の実績にもとづいて将来を判断すれば、
いままで以上に大きな成功をおさめることができる。そうとしか思えない。

いつかこんなことを言い出さないように、気をつけないといけない。

パラダイムの魔力―成功を約束する創造的未来の発見法
ジョエル バーカー Joel Arhtur Barker 仁平 和夫
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ネット業界以外の人におススメ!-「ウェブ人間論」 梅田望夫・平野啓一郎著

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昨年大ヒットした「ウェブ進化論」の作者の梅田望夫さんと、
若手の芥川賞作家の平野啓一郎さんの対談書籍。
インターネットの登場により、人の生き方や社会がどう変わりつつあるかを、
平野さんが梅田さんから聞きだしていき、
梅田さんが実体験を交えながら語られています。
平野さんの視点が非常に一般人的な視点なので、
ネット業界以外の人がインターネットが社会に与えるインパクトを理解する上で、
役に立つ一冊だと思います。
個人的に気になったのはこのフレーズです。

そう考えると例えば英語圏やフランス語圏というのは、
ネット上の言語の大陸のようになっていくのかもしれません。
その中で、日本は国民と言語が一対一対応しているがゆえに、
ある種の孤立を強いられる可能性があります。

確かに、そうかもしれません。
最低限、英語を抵抗なく読めるようにならないといけないな。

ウェブ人間論
ウェブ人間論

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梅田 望夫 平野 啓一郎
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社会人必読!「フラット化する世界」 トーマス・フリードマン著

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経営のプロ感謝祭で米倉誠一郎教授が薦めていた、
「フラット化する世界」を遅ればせながら読了。
ITの進化により、今グローバルビジネスで何が起こっているのか、
その中で日本人である自分は何をすべきかを把握するために、
あらゆる社会人、就職活動中の学生にとって読んでおくべき一冊です。
フラット化する世界とは、ITの進化に伴って、
アメリカの業務がインドに、日本の業務が中国へアウトソースされるようになり、
徐々にアウトソース先の国が実力をつけ始め、
先進諸国との差が無くなりつつあることを意味しています。
僕が以前働いていたゲーム会社のアウトソース先の開発会社は、
中国にも拠点を持ち、僕の担当するゲームが中国で開発されることもあったので、
以前からフラット化する世界を実感していましたが、
その中で何をすべきかをあまりわかっていませんでした。
しかし、この本を読むことで、
国民性と日本在住によるアドバンテージを最大限に活かした、
独創的なサービスの立ち上げを目指していくべきだと感じました。
そして、沢山の日本人が僕と同じようなことを目指さなければ、
日本は世界から置き去りにされてしまうだろうとも感じましたし、
米倉教授はそう感じさせたかったのでしょう。
また、この本には、ITの進化の過程において、
新興企業やオープンソース開発者が果たした役割が詳しく書かれているので、
ネット業界で起業を目指す人や起業家にとっては、
間違いなく興奮できます!
特に、僕が気に入ったのは、ネットスケープの創業者、
マーク・アンドリーセンのこの言葉。

人間は習慣を変えたり理由があれば、すぐに習慣を変えるものだし、
そもそも他人と結びつきたいという本能に近い気持ちがある。
他人と結びつく新しい方法をあたえると、技術的に難しかろうが克服し、
新たな言語を習得するものだ-それぐらい他人と結びつきたい気持ちは強く、
できないはずはないと考える。ネットスケープが解き放ったのはそういうものだった。

インターネットに詳しくない大学のサークルの友人達が、
GREEのコミュニティを活用するのはまさにこういうことだし、
僕も本能を揺り動かすようなサービスを立ち上げたいと思います!

フラット化する世界(上)
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トーマス・フリードマン 伏見 威蕃
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「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」 ランス・アームストロング

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ただマイヨ・ジョーヌのためでなく
ただマイヨ・ジョーヌのためでなく
遅ればせながら、ツール・ド・フランスで前人未到の7連覇を果たした、
ランス・アームストロングの自伝を読みました。
・自転車が好きな人
・身内に癌患者を抱えている人
・失敗してくよくよ悩んでいる人
に超オススメです。
・得意分野に全身全霊を傾けること
・自分1人ではなく仲間と一緒に闘うこと
・絶対にあきらめない強い精神力を持ち、最善を尽くすこと
の重要性をしみじみと感じました。

「決断力」 羽生善治著

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決断力
決断力
・不利な局面でも諦めずに、粘り強く淡々と指していくことが、
 勝負のツボを見い出すポイントになり、逆転に必要な直感や閃きを導き出す道筋になる。
・自分から踏み込むことは勝負を決める大きな要素である。
・勝負の世界では、多くの人たちに、どれだけ信用されているか、
 風を送ってもらうかは、戦っていくうえでの大きなファクターであり、
 パワーを引き出してくれる源である。
・積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にする。
・仕事や人間関係などを頭からすべて捨て去り、
 生活の中に空白の時間をつくることは心身のリフレッシュにつながるはずだ。
・実戦中は振り返らないことが大事だ。
 私は、意識的に先のことを考えるようにしている。
 反省は勝負がついた後でいいのだ。極力、前向きな気持ちを保ちたい。
・勢いのある人と対戦していると、そのときは大変でも、
 それをきっかけに自分の調整が上向きになったりするのだ。
・年齢にかかわらず、常に、その時、その時でベストを尽くせる、
 そういう環境に身を置いている-それが自分の人生を豊かにする最大のポイント。
・遠回りをすると目標に到達するのに時間はかかるだろうが、
 歩みの過程で思わぬ発見や出会いがあったりする。

「あと5センチ、夢に近づく方法」 渡邉美樹著

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あと5センチ、夢に近づく方法―渡邉美樹が戦いながら身につけた起業論
あと5センチ、夢に近づく方法―渡邉美樹が戦いながら身につけた起業論
・理念の確立なくして起業はありえない。
・いかにして自分の理念を確立していくか、
 努力できるかで勝負は決まる。
・業種で選ぶのではなく、自分の本当にやりたいことを考える。
・月曜の朝、仕事が楽しみで飛び起きるような人でないと、経営者にはなれない。
 とくに創業者はそうでなければ、誰もついてきません。
・そもそも22歳とか、23歳とかの光り輝く時代の大切な時間が、
 1時間1,000円程度のお金で買えるわけがないのです。
 お金では買えないものをもらっていると思うから、
 仲間とか、笑顔で人と接することの楽しさとか、
 人の喜びを自分の喜びとする人間の心の豊かさとかを
 教えてあげたいと思うわけです。
 それに共鳴してくれているから、彼らも友達を連れてくるなどして集まってくるのです。

「仕事は、かけ算。」 鮒谷周史著

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仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる
仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる
先週、アタッカーズビジネススクール通学時代の知り合いの、
著者の鮒谷さんに起業記念ということで、夕食をご馳走になりました。
失礼のないように、事前に読ませて頂いた著書には、
起業にあたってのポイントが満載でした。
・できない原因、やれない原因ではなく、欲しい結果に焦点を当てて、
 自分自身に質問を投げかける。
・成功者が長年かけて築いてきたノウハウを一瞬のうちに習得できるなら、
 いくらお金を出しても価値はある。
・予定をこなすためでなく、結果を出すことにフォーカスすれば、
 効率的な時間管理ができる。
・気づかなかった強みを知るために、「100の棚卸し」を実行して、
 自分のオンリーワンを見つけ出そう。
・否定形の目標設定は逆効果。
 「事故を起こすな」より「ご安全に!」がいい。
・難題にぶち当たったときは、できることを大前提として、
 「どんな方法ならできるでだろうか」とつぶやいてみる。
・泣きたくなるほどの辛い経験も、「これは生涯にわたってのネタになる」
 と思えば、成長の糧に早変わりする。
・その日のうちに1つの実行。1人との出会い。
 これだけでセミナーへの投資効果は倍増する。

「希望の見つけかた」 アレックス・パタコス著

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希望の見つけかた
希望の見つけかた
・行き過ぎた反省を防ぐには、プラス面に注意を向けるほかない。
 物事のよい面に目を向ければ、その分、反省の行き過ぎを防げる。
・職場でストレスを感じたらいつでも、何か別の事柄を思い浮かべればよいでしょう。
 ストレスがたまってくると、彼女はスター・トレック風の衣装に身を包み、
 大好きな旅先の風景を頭に浮かべて、そこを訪れている気分に浸ります。
 気持ちがほぐれて楽になるまでこれを続けます。
・成功を目指してはいけない。成功を目指せは目指すほど、
 それを射止める可能性は小さくなるだろう。
 成功は幸せと同じで、追い求めるものではなく、訪れるものである。
 自分よりも大きな何かに身を捧げたり、
 自分以外の誰かのために一身を投げ出したりした場合にだけ、
 思いがけずめぐり合えるのだ。
・楽しんでこそ、活力があふれてきて、仕事で力を出し切れます。
 それなのに、楽しさを思い切り表現できない仕組みを作ってしまったら、
 会社はタダで社員にご褒美をあたえる機会をみすみす見逃すことになるのです。
・許すとは、自分の身にふりかかった災難から自由になることでもあります。
 つまり、許す相手よりもむしろ、私たち自身の幸せに強く関係してくるのです。

「トレンド記者が教える消費を読むツボ62」 石鍋仁美著

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トレンド記者が教える消費を読むツボ62
トレンド記者が教える消費を読むツボ62
日経新聞記者による消費トレンド分析。
気になったのはこの3点。
・今の50代は遊び方を知っている
 首都圏在住の50歳~79歳の男女600人を調査したところ、
 自然を愛好し、勉強意欲も旺盛な人や、
 流行に敏感で旅行や演劇など自分の生活を積極的に楽しむ人が
 30%いた。そのうち、4割以上は50代だった。
・アメリカがシニアビジネスの先進国
 1960年代から緩やかに高齢化が進んできたアメリカは、
 成功例も失敗例も含め、シニアビジネスの見本市。
・地縁より知縁
 日本の団塊世代は引退したら地縁を大事にして
 地域コミュニティに参加せよと説く人がいるが、
 大半のサラリーマンにとっては話も合わないし、
 苦痛にしかならない。
 それより好きなこと、関心を持つことでつながる
 「知縁」で人とつながる方が充実する。